リノベーションのデメリット

長期にわたる工事期間

リノベーション

耐久に不安

築年数の経っている古いマンションや一戸建ての中には、耐震性などが現在の法律の基準を満たしていないものもあります。
建築基準法は昔よりも今のほうが厳しくなっているからです。
建物の耐震性や耐久性を重視される方は、新たに新築されるか新築に近いマンションでのリノベーションだけにしたほうが良いでしょう。

そこまで安くない

リノベーションに掛かる費用は内容や規模によっても変わりますが、内装のみの場合でも約15万/坪、内装と設備を一新する場合ですと約30万/坪ほどです。
数百万円の出費となりますので、見た感じを美しくするだけで充分と考えるのであれば通常のリフォームのほうが費用が安く済みます。

構造は変えられない

住宅の間取りはその家で生活する人、その時代のライフスタイルや価値観によっても変化をしていきます。
そして間取りに合わせて窓や家具などの設備も配置されます。
既存の古い住宅をリノベーションしても、建物の構造を変えるようなことは出来ません。既存の建物をリノベーションして住む人に合わせるのは、パズルを解くようなものです。
ある程度は現状を受け入れ、それを楽しむ余裕も求められます。
マンションの場合では、管理規約に基づいた工事を行う必要もあります。 規約によっては上下階の騒音トラブルを避ける為、多少費用がかりますが防音対策を必須としているところもあります。

時間がかかる

リノベーション工事は時間がかかるものです。
その理由としては、既存のものに合わせていかなければならない、マンションである場合は近隣に迷惑がかからない時間帯しか工事を行うことが出来ない、などです。
忙しくて住まい造りに時間をかけられない、住み替えに時間的な余裕がない、住宅ローンを払いながら仮住まいの引越し費用や家賃は払いたくない、という考えの方は、 住宅を新たにリノベーションする前によく考えましょう。